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新年のご挨拶

 

 

 

 

新年のご挨拶

一般社団法人全国トマト工業会
会 長  山 口  聡

2026年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。平素は全国トマト工業会の事業活動に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

物価高騰に伴い消費者の節約志向が高まる中で、トマト加工品市場は、大変堅調な流れで維移しております。昨年4月~11月のトマト加工品のJAS格付実績は16万4,234t、前年同期比102.4%という状況です。

品目別では、トマトジュースが9万2,149tで9.7%増と昨年に引き続き好調を維持しております。リコピンやGABAの効果の認知度が上がり、中高年の男性を中心とした、血圧・コレステロールが気になる健康関心層の購入が増えたこと、さらに、SNSを中心に、リコピンと美容・健康に関する話題が増え、比較的若い女性を中心とした美容関心層にも購入が広がったことが、好調の要因であると考えております。また、トマトケチャップの実績は5万6,931tで5.8%の減少となりました。会員各社は、万能性や汎用性価値を訴求したメニュー提案や新商品展開などを行い、需要喚起を模索しております。

一方、2025年度の国内産加工用トマトの生産状況につきましては、当工業会が集計した全国の作付面積は424.7ha、単収は5.2t、そして生産数量は過去最低の22,055tという結果となりました。ここ数年来の酷暑に干ばつの影響も加わり、草勢低下、着果不足や小果となった産地が多数あったことなどが大きな要因ですが、前年に続き大変厳しいシーズンとなりました。このような状況の中で、生産者、関係者の皆様方には、多大なご尽力をいただきましたこと、この場をお借りして御礼申し上げます。

国内産の加工用トマトの生産においては、生産者の高齢化による労働力の減少、他の作物への転作、また、天候不順の常態化による生育不良など、引き続き解決すべき問題が数多く存在しております。しかしながら、私ども工業会は、「国内産の加工用トマト」は高品質でおいしく付加価値の高いものであり、消費者の方々より高い支持や信頼をいただいている限り、決して無くならない、無くしてはいけないものと考えております。

2026年度も、「国内産加工用トマトの生産の維持・拡大」は、私ども工業会の最大の使命と位置づけます。その使命を果たすために、生産者に向けての技術セミナーや表彰、各種機械・設備等の導入、新規参入者の拡大・育成等に係る支援は継続いたします。加えまして、暑さ・異常気象対策として実施する各種試験・取組みについては、積極的に支援強化を図って参ります。

昨年、加工用トマトの契約栽培の関するPR動画(全5編)を作成し、YouTubeにて配信を開始いたしました。本年も、全国トマト工業会の公式フェイスブックと公式インスタグラムを通じて、加工用トマトやトマト加工品に関する情報や魅力を積極的かつ効果的に発信し、生産及び消費の拡大に繋げて参りたいと存じます。

本年も引き続き皆様方のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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