トマトのちょっといい話

トマト豆知識

トマトの名前

 ナスやピーマンなどと遠い親戚で、学名はLycopersicon esculentum(リコペルシコン エクスレンタム)。Lycosは狼、Persiconは桃、esculentumは食べられる、ということ。強い生命力を感じる名前ですよね。

トマトの食利用第1号

 日本ではトマトが食用になったのは明治以降のこと。『西洋道中膝栗毛』などを書いた仮名垣魯文が『西洋料理通』という本に「蒸し赤なす製法」としてトマトの食べ方を紹介していて、これが日本第1号の文献と考えられています。

トマトの日本伝来

 17世紀半ばくらいには日本に伝えられていたと考えられています。ちなみに日本で一番古いトマトの文献は1709年に貝原益軒が『大和本草』という本の中で「唐ガキ」として紹介したもの。他にも同じ時期の絵が残っています。

おいしいトマト選びのポイント

(1)ヘタやガクが濃い緑色で枯れていないもの
(2)全体の色が均一で皮に張りのあるもの
(3)持ってみてずっしりと重たいもの
(4)お尻の部分の放射状の線がはっきりしているもの

10月10日はトマトの日

 トマトの栄養価値や美味しさをアピールし、トマトを使った料理の普及をはかり、人々の健康増進に貢献することを目的に一般社団法人全国トマト工業会が2005年に制定した日です。10月は食生活改善普及月間であり「体育の日」もあって健康への関心が高まる月です。10と10で「トマト」と読む語呂合わせもあり、この日を記念日としました。

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